【カジノは黒船か?】


全国のパチンコホール数が17年間続けて減少し、1995年最盛期には30兆円あった売上げも19兆円まで落ち込んだ。

射幸性を抑えるための規制強化を背景に参加人口は徐々に減少し、毎年1兆円づつ衰退している。

そこへトドメを刺すのが「黒船カジノだ」と警戒するパチンコ業者もいるが、一方、「カジノの合法化を商機」とみて

カジノ参入の準備を進める業者もいる。

はたしてカジノは敵になるのか味方になるのか?

パチンコホールを運営する経営者たちは、「カジノが合法化されてパチンコの客がカジノに客が流れ、その上合法化を機に

パチンコ税創設の動きもあるなど規制が厳しくなる。カジノが合法化されてプラスになる要因が1つも思い浮かばない」という。

しかし、大手企業の「ダイナムジャパン・ホルディングス」「マルハン」「セガサミーホールディングス」など製造業を主な収益源とする

パチンコ・チェーンは「カジノはウェルカム」と話す。アベノミクス万歳派が喜ぶのはIRカジノだ。


「金持ちはより金持ちに、貧乏人はさらに貧乏に」という安倍政権の政策が反映された図式がここにもある。

但し、カジノ合法化に嘆くホール経営者に言いたい。

カジノが合法化されてもされなくてもパチンコ店の衰退とは全く関係ない。経営のあり方の問題である。

アドバンスト・リサーチ・ジャパンの福永氏が、「ギャンブルとしてカジノがよくて、パチンコが駄目というのはおかしい」

雑誌の取材で答える場面があった。

そもそも日本のパチスロ・パチンコを「ギャンブル論」で語る方が「おかしい」。

パチンコは法律的に「風俗営業」の許可を得た「娯楽施設」であり、闇賭博店ではない。即ち、すでに現行法で「合法」としている以上、「賭博」ではないのだ。この現実を無視して都合良く論ずるのは間違っている。

パチンコチェーンストア協会(PCSA)に加盟するパチンコ・パチスロ業界の大手業界団体の目的はIPO(新規株式公開)だ。

 

現在パチンコ運営企業は景品換金の法的な位置付けが障害となり国内で株式公開できない。

カジノ合法化「ウェルカム」の狙いはココにある。

カジノは刑法の賭博に関する法改正が議論されるものであり、パチンコは「風営法」の許認可の問題なので、本来同じ机上で

議論するなど論外だ。


パチンコ運営企業は、収益が落込みホールから得る利益に限界があるので、カジノ合法化を利用してパチンコが合法化すれば

企業収益が上がるとい「イメージ」で無知な投資家からIPOで金を集めようという計画だ。

 

一方、パチスロ・パチンコ最大の業界団体「全日本遊技事業協同組合連合会」の佐々木広報担当は「法整備によって換金を

公にすると、どの街にも賭博場ができることになり、それは避けたい」といった秩序を縦に正当化するコメントを出して合法化に

反対する立場をみせたりしている。

整理すると、パチスロ・パチンコ店の業務は「ゲームの勝敗に応じて景品を提供する」というところまでであり、この商品を「換金」するのは別の業者。即ち、違うビジネスであり、店舗ホールとは違う業界でなければならない。

パチンコ店の場合、麻雀店やコインのゲームセンターでは認められていない出玉と景品を交換する行為がパチンコ店のみ

唯一許されている。

それを悪用して「三店方式」と呼ばれるシステムが確立されている。

一昔前までは、「特殊景品」と呼ばれていて、現金化することは違法行為として取り締まりの対象とされ検挙されていた。

にも関わらず、警察庁がパチンコ業界の天下り先になると、不思議なことに、何の法改正もしないまま業界内の規制のみで

いつの間にか合法化されてしまった。ここで言う「合法化」というのは「賭博行為」の合法化ではない。


何度も言うが、パチンコは賭博として論ずるに値しない業種である。

ゲームの勝敗結果で得た景品を現金化する景品交換所は古物商に当たるとして事実上合法化されたという話である。

このあたりの詳細はIGAの勉強会で頻繁に行っているので参考にしてほしい。

従って、パチンコ業界は、客に景品を提供することが“風営法”によって“特例”で認められているが、ホールがパチンコ玉を

直接換金することは法律で認められていないということであって、賭博法は関係無い。

パチンコ産業はこの仕組みの中でこれまで成長を遂げ巨額の富を得てきたものだ。

日本の公営賭博で成功している「競馬」が中央と地方を合わせて2兆7000億円余り、全ての公営賭博の売り上げを合計しても

1兆円に及ばない。

香港の投資銀行CLSAは「日本のカジノは年間4兆円の市場を創出する」との見通しを出している。

ギャンブルでは無い「娯楽だ」と言い張り警察と二人三脚で繁栄を見せてきたパチンコ業界だが、昨今の低迷し続ける業界の

行く末を考えれば、カジノは魅力的な世界であることは間違いないだろう。

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