先月、マカオで「カジノホテル副総裁を逮捕」というニュースがテレビなどでも大きく取り上げられていました。

既に知っている人も多いかもしれませんが、改めて紹介します。

以下、ニュース内容


[2014年11月15日報道] 

《警察官に罵詈雑言浴びせる》

マカオ治安警察局は11月14日、警察官に対する侮辱、抵抗、脅迫などの疑いで、マカオ居民の男、陳(チェン)容疑者(61)を逮捕、送検したことを明らかにした。

陳容疑者はマカオのカジノホテルの副総裁を務める人物という。

警察の発表によると、今月12日午後5時15分頃、警察官がマカオ半島の友誼大馬路と蒙地卡羅前地の交差点中央に

が立っているのを発見し、安全のため歩道に戻るよう呼びかけたという。

その際、男は警察官に罵詈雑言を浴びせながら、近くにあるカジノ内に移動した。

警察官が男を呼び止め、身分証の提示を求めたところ、男は理解を示さず急にその場を離れようとしたので、

警察官と男が揉み合いとなり、警察官が左手に軽傷を負った。

その後、男は警察官の前で突然仰向けに倒れ、警察官に押し倒されたと主張。再びその場を離れようとしたため、

警察官が阻止したところ、男は警察官の制服を掴むなど反抗した上、再び倒れ込む動作をとったという。

最終的に警察官が男の身柄を拘束し、警察署へ連行した。


ニュースの内容は問題にするほどのことではありません。

しかし、マカオのカジノを経営する幹部が警察官にこのような態度をとる背景にはマカオの公務員数返還前と比較すると2倍以上になったことが挙げられると思います。

マカオの公務員はマカオの労働人口の9%占めていますが、カジノ経営者からすれば、「お前ら誰のおかげで仕事ができていると思ってんだ」ということでしょう。

9日にマカオ政府が来年(2015年)、2,581人の公務員を増員するという計画書を立法会に提出しました

来年度のマカオ公務員数は退職予定者数などを差し引きした推計で3万5015人となります。その増員人件費は、

29億パタカ(日本円換算:440億円)増になります。

マカオの公務員に支払われる年間費用総額は185億1255万パタカ(約2,800億円)ですが、これは全てカジノの

売り上げから得た税金で支払われるものです。

来年1月1日から公務員給与が18.5%もベースアップすることが決まっているということで、

約61万人いるマカオ居民の17.4人に1人が公務員になるようです。

マカオの公務員は休日が多いので人気職種になっていましたが、更に高給職となれば希望者が殺到するのではないでしょうか。

マカオの総体労働人口に占める割合でみると約1割近くになるので、労働者の10人に約1人りが公務員となる見込みなんですね。

公務員が多すぎーと言われる香港でも20.6人に一人ですから、カジノ税の雇用創出効果は大きいですね。


 日本では、官僚や公務員は既に多いくらいですから、市町村単位で地域の雇用創出を目指すNPO-GAMING合法化を推進しましょう。