世界でもっとも寛容な国ランキング


イギリスのエイド財団(CAF)が、2014年度の国際的なチャリティ動向のレポートを発表した。

同財団が毎年発表している調査で、今年度は世界153か国の数十万人を対象に、3つの指標(①寄付行為を行ったか

②ボランティア活動を行ったか③他者(見知らぬ人)への支援を行ったか)を数値化して国ごとにランキング化したもの。

日本では近年チャリティへの意識の高まりはあるものの残念ながら、90位にとどまっている。

興味深いことに今年度の調査結果では、国家の経済状況と、寄付行為にはあまり関連がないことが浮き彫りになっている。

更に、NPOカジノを導入した国がトップ8位までに4カ国ランクインしている。

この調査結果に基づいた、社会貢献の意識の高い「世界でもっとも寛容な国」のランキングベスト20か国の内、トップ8を紹介。


90位 日本


8位 英国

金銭の寄付行為を行った人は74パーセントと高い数値を示したが、ボランティア活動をしているのは29パーセントと低く、

相反する結果を示した。

2014年11月、ロンドン・ケンジントン宮殿でキャサリン妃もチャリティーに参加した。


7位 マレーシア

マレーシアが英国と同時ランクイン。

3つの項目すべてが前回調査時より大幅にアップしており、2013年11月にミクロネシア付近で発生しマレーシアを含む

辺諸国に甚大な被害をもたらした巨大台風ハイヤンの影響もあり、活発なチャリティ活動が行われ、

社会貢献意識の向上があったと思われる。


6位 オーストラリア

寄付行為をした人が66%、他社への支援をした人が65%と2つの設問とも高い数値を示した。

NPO活動も活発な国である。

2014年8月にシドニーで開催された、8万人以上のランナーが参加する大規模なチャリティーマラソン大会もあった。


5位 ニュージーランド

他者への支援が69%、寄付をした人が62%、と2つの設問とも高い数値を示したニュージーランドが5位にランクイン。

2014年9月クライストチャーチにおいて、オールブラックスやクルセーダーズで活躍したラグビー選手のライアン・クロッティが、

小児ガン撲滅のチャリティとして、2年間延ばしたあごひげを剃るパフォーマンスを披露した。


4位 アイルランド

寄付行為を行った人が74パーセントと高いのにくらべ、ボランティア活動を行った人は41パーセントとやや低い数値を示した。

人気テレビオーディション番組「Xファクター」優勝者で英国出身の人気ガールズグループのリトル・ミックス(Little Mix)が、

2013年11月にダブリンで開催されたチャリティーイベント『チャイルドライン・コンサート』に出演し話題になった。



3位 カナダ

内訳は寄付行為が71パーセント、他社への支援が66パーセント、ボランティア活動が44パーセントだった。

トロントで行われたホームレス支援のイベントで、支援者たちはヘアカットの無料サービスを行っている。



2位 ミャンマー

米国と同位で「世界でもっとも寛容な国」に輝いた。

仏教国ミャンマーと同じく仏教国のスリランカ同様に、ミャンマーも国民10人中9人は敬虔な仏教徒。

仏教の教えでも施しを与える寄付行為は善とされ、寄付行為を行った人の割合がすべての国の中でもっとも高かった。



1位 米国

寄付行為、ボランティア活動、他社への支援と、3つの項目すべてで高い数値を示した米国が、

世界でもっとも寛容な国」として、2014年度のワールド・ギビング・インデックスランキングのトップになった。

投資家のウォーレン・バフェットやトム・ステイヤーをはじめとする米国の億万長者が集まって団体を結成、

資産の半分をチャリティーに寄付しようというキャンペーンを促している。